2017年03月19日

「風 葬」 桜木紫乃  

冷戦当時、北海道の東の端、根室にはレポ船というのがあった。ソ連に日米の情報を流したり、品物を持っていったりしてその見返りにソ連の領海内で漁業操業を黙認してもらう。花咲ガニ、ホタテは船が沈むほど獲れたらしい。そのころのアンダーグラウンドな話。

母子で書道教室を経営している主人公は、少々呆けてきた母が夜中に呟く「ルイカミサキに行かないと」という言葉を聞いていた。ある日新聞の文芸欄で「涙香岬」と詠んだ元小学校校長の句が目にとまり、その岬を訪れる。

いじめにより自殺した児童の親が起こした裁判、三十年前よりふかかいないきさつで失踪したままの女性、レポ船で莫大な儲けをあげ、土地の闇の部分を牛耳る老婆、、、、。

あれは誰からの送金だったんだ? 誰が小屋に火をつけた? いろいろと話が終わらないうちに本が終わってしまってちょっと、もやもや。

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posted by だいちゃん at 13:03| 香川 | Comment(2) | TrackBack(0) | 読んだ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
順調に読書三昧を楽しんでおられますね。

私も、まだ若い折り読書を決意したことがあります。
結果的に、1年間で3日に1冊仕事以外の本を読破していました。当時の日常生活のなかでは、これが限界でした。

現在は逆に、楽しみの本をできるだけゆつくり読んで、
ワクワクを長く楽しみたいと考える年代になつたのですが・・・速読の癖でアツという間に読み終わり、次の獲物を求めて…本屋をウロウロの日々です。

私の姉のように、図書館を利用できるといいのですが、
昔から自分の本でないと読めない〜という悪癖のため、
アツという間に本や雑誌の山々〜!!!

女房に老前整理を迫られています。
アナログ世代なもので、今はやりのデジタル読書もできず、読書三昧の夢も少し軌道修正が必要かものさつ今です…ワイワイ!!!

Posted by ご隠居マーケター・ゲンちゃん at 2017年03月23日 10:17
ゲンちゃんさん、コメントありがとうございます。何年かぶりの読書熱ですが、いつまで続くか、、、です。
不思議なもので、忙しくて読む時間がないときに無性に読みたくなり、ヒマなときは逆に読もうともしません。いつもそうでした。
また以前はノンフィクションばかりでしたが、今は小説ばかり読んでいます。なんでかな?
いい本があったら教えてください。
Posted by だいちゃん at 2017年03月23日 13:26
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